環境省は16日、企業や民間団体などが管理し希少な動植物が生息する区域「自然共生サイト」に、佐賀県鹿島市の「ななうら 干潟とめだかの里」など37都道府県の120件を認定したと発表した。自然共生サイトの仕組みを法制化した生物多様性増進活動促進法が4月に施行されて最初の認定。施行前を含む全体では島根を除く46都道府県の448件となった。

 「干潟とめだかの里」では絶滅危惧種のミナミメダカが生息し、有明海に面する干潟は環境教育で活用されていると評価。サンゴの養殖活動が行われている沖縄県石垣市の区域も認定した。