自民党総裁選後の首相指名選挙での野党連携を巡り、各党幹部は16日までに見解を表明した。立憲民主党の野田佳彦代表は他党に協議を要請。日本維新の会の藤田文武共同代表は、所属議員に自身への投票を求めた。国民民主党の玉木雄一郎代表は立民との連携に慎重姿勢を示した。野党が一本化できるかどうかは見通せない。
昨年11月、少数与党下で実施された衆院の首相指名選挙の決選投票では、野党が野田氏で一本化できず、石破茂首相が選出された経緯がある。
野田氏は15日、和歌山市で記者団に「前回の反省点は『私にお願いします』と呼びかけたことだ。やり方が良くなかった。虚心坦懐に他党と協議したい」と語った。安住淳幹事長は16日の記者会見で「まず何をする政権なのかについて他党と話をしたい」と説明した。
藤田氏は16日のテレビ番組で、所属議員には「私の名前を書くようお願いする」と明言した。
玉木氏は16日の会見で、「同じ名前を書くのは政権を同じくするということだ」と指摘。所属議員は玉木氏への投票が基本になると述べた。
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