米投資ファンドのコールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)が、保険選びや見直しができる保険代理店「保険見直し本舗」を運営する保険見直し本舗グループ(東京)を買収したことが16日、分かった。保険代理店業界は不祥事続発で変革が求められており、KKRはさらなる買収や提携による再編も視野に入れている。
公式サイトによると、保険見直し本舗は全国の商業施設などに約360店舗あり、40社以上の生命保険や損害保険を取り扱う。KKRは国内投資ファンドのアドバンテッジパートナーズなどから同グループの全株式を取得した。買収額は明らかになっていない。
保険見直し本舗グループは販売面の深刻な不祥事が取りざたされたことはないが、2月にサイバー攻撃を受けたことが発覚した。KKRはセキュリティー体制など経営基盤を強化し、安定的な成長を目指す。
保険代理店業界は顧客に最適な商品を提案する「比較推奨販売」という手法で成長してきた。だが一部の代理店で、推奨する商品を変えるといった顧客軽視の体質が浮き彫りになった。
この記事は会員限定記事です
「下野新聞デジタル」の会員のみご覧いただけます。
下野新聞デジタルに会員登録すると…
- 事件事故や高校野球・イベントなど速報で栃木県の「今」が分かる
さらにスタンダードプランなら…
- デジタル有料記事の大半が読める
- 教育や仕事に役立つ情報が充実
愛読者(併読)プラン・フル(単独)プランなら…
- アプリも使えて、おくやみ情報もいち早く