石破茂首相は16日の自民党役員会で、9月下旬に米ニューヨークで開かれる国連総会に関し「来週、諸般の事情が許せば出席したい」と述べた。役員会後、森山裕幹事長が明らかにした。坂本哲志国対委員長は、首相が訪米後に韓国を訪れる予定だと記者団に説明、「日韓関係は非常に重要だ」と語った。
首相の訪米は、岩屋毅外相が8日の記者会見で国連総会に出席するとの見通しを示していた。訪韓は日韓首脳の相互往来「シャトル外交」の一環で、李在明大統領と会談する。首相はシャトル外交と、安定的な関係継続を再確認したい考えだ。
首相の後任は10月4日投開票の党総裁選で選ばれる予定で、退任直前の外国訪問となる。