【ワシントン共同】米ニュースサイト、アクシオスは15日、イスラエル軍がパレスチナのイスラム組織ハマス幹部を狙い9日にカタールで実施した空爆を巡り、イスラエルのネタニヤフ首相が事前にトランプ米大統領に通知していたと報じた。イスラエル当局者は「トランプ氏は空爆を止めたければできたはずだが、実際には止めなかった」と主張したという。
報道が事実であれば、トランプ氏が同盟国カタール領内への攻撃を容認したと受け取られかねず、国際社会の対米不信が広がりそうだ。アクシオスによると、ネタニヤフ氏が伝えたのは作戦の最終段階ではあったが空爆実施前で、イスラエル当局者は「トランプ氏が反対すれば攻撃は中止していた」と述べた。
トランプ氏はこれまで空爆への不快感を重ねて表明。空爆は米軍を通じて把握し、すぐにカタールに連絡したが「遅すぎた」と述べていた。ホワイトハウスはイスラエルからの事前通知の有無を明らかにしていなかった。
イスラエル当局者はアクシオスに対し、米国との関係維持のため、事前通知があったことを否定するトランプ政権の方針に同意したと語った。
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