ウクライナ東部イジュム郊外カミヤンカ村で見つかった、クラスター弾の子爆弾とみられる残骸

 【ジュネーブ共同】クラスター(集束)弾規制に取り組む非政府組織(NGO)クラスター弾連合(CMC)は15日、クラスター弾による死傷者が2024年に少なくとも314人に上ったと発表した。タイが今年7月にカンボジアに、イランが同6月にイスラエルに対し、それぞれクラスター弾を使った可能性があると指摘した。

 クラスター弾は1発の爆弾が子爆弾をまき散らし、広範囲を無差別に破壊する。不発の子爆弾は地雷のように残され、拾った子どもが被害に遭うケースが後を絶たない。

 314人は全て民間人で、うち最多の193人がウクライナでの被害。