「ツール・ド・東北2025」が始まり、スタートする参加者=13日午前、宮城県石巻市

 東日本大震災の復興支援と伝承のため宮城県沿岸を自転車で走る「ツール・ド・東北2025」が13日、開幕した。全国から集まったライダー約2千人が、復興へ歩みを続ける被災地を駆け抜ける。14日まで。

 石巻市をスタートし、13日は東松島市を周遊する75キロ、14日は女川町、南三陸町、気仙沼市を回る65~190キロの3コース。津波で児童と教職員計84人が死亡、行方不明となった石巻市の大川小や、町職員ら43人が犠牲になった南三陸町の旧防災対策庁舎の近くを通る。各地に設けられた休憩所では、ホタテやサンマ、ずんだなど地元の食材を使った料理が味わえる。