1923年9月1日の関東大震災後、現在の群馬県藤岡市で流言を信じた住民が朝鮮人17人を虐殺した「藤岡事件」の慰霊祭が13日、現場近くの成道寺で営まれた。主催した市民団体「藤岡事件を学び伝える会」の秋山博会長は「尊い命を奪われた犠牲者に思いをはせ、二度とこのような歴史を繰り返さないよう誓う」とあいさつした。
本堂で読経後、参列者約120人が寺にある慰霊碑の前で手を合わせた。
藤岡市史によると、震災後の9月5日と6日、「朝鮮人が井戸に毒を入れる」「放火する」など根拠のないうわさを信じた住民でつくる自警団が藤岡警察署に押し寄せ、留置場に保護されていた朝鮮人を日本刀などで襲って殺傷した。
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