スマートフォンをマイナ保険証として使える「スマホ保険証」での受診が19日から順次始まる。準備が整った医療機関、薬局で利用可能。厚生労働省は当面は一部にとどまる可能性があるとして「使えるかどうか確認してから受診を」と呼びかける。マイナンバーカードを持ち歩く必要がなくなり、利便性を向上させる狙い。関係者からは窓口の混乱を懸念する声も出ている。
事前にスマホにマイナ保険証の搭載手続きを済ませ、医療機関などでカードリーダーにかざすと利用できる。読み取れなかった場合は、スマホで専用サイト「マイナポータル」の画面を示すことで患者の保険資格を確認する。厚労省が7~8月に病院や薬局で実施したテストでは、大きな支障はなかったという。
1台のスマートフォンに1人のマイナ保険証を搭載できる。15歳未満はスマホ搭載に必要な電子証明書が発行できないため、原則利用できない。
マイナ保険証の利用率は7月末時点で31・4%にとどまる。厚労省は、スマホ保険証についてマイナ保険証の「普及への切り札」と期待する。
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