【ブリュッセル、キーウ共同】NATOのルッテ事務総長とグリンコウィッチ欧州連合軍最高司令官(米空軍大将)は12日、NATO本部で記者会見し、ロシア無人機のポーランド領空侵犯を受け、ロシアに近接する欧州東部の加盟国での防衛態勢を強化すると発表した。NATOは防衛態勢強化を「東方の見張り」作戦と命名、加盟国防衛への強い決意を示した。
NATO各国はこれまでも部隊をポーランドなどに派遣し、無人機撃墜の際はオランダのF35戦闘機やイタリアの空中警戒管制機が展開。欧州連合軍最高司令部(SHAPE)によると今回の増強で、デンマークがF16戦闘機2機と対空戦に適したフリゲート艦1隻、フランスはラファール戦闘機3機、ドイツがユーロファイター戦闘機4機を派遣することを既に表明し、英国も加わる。
ルッテ氏は、ポーランド領空に多数の無人機が飛来した今回の事案を「容認できない」とロシアを非難。グリンコウィッチ氏は防衛態勢強化に向けた命令を既に下したと述べた。
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