米ユナイテッド航空は13日、貨物室から発火したとの警報があり12日夜に関西空港に緊急着陸した機体について「初期の点検で、火災が起きた兆候は見られなかった」と共同通信の取材に答えた。同社は脱出用シューターで避難した乗客を当初の目的地、フィリピン・セブに運ぶ代替機を運航する。国土交通省は事故につながりかねない重大インシデントと認定しており、運輸安全委員会は13日にも航空事故調査官を派遣し、調査を開始。
国交省によると、機体は13日未明、駐機場に移動し、閉鎖されていた滑走路は午前2時半ごろ全面再開した。関西エアポートによると、滑走路閉鎖で12日の出発2便が欠航、到着4便が目的地を変更し、1便が成田に引き返した。
ユナイテッドは、日本の航空当局と協力して調査を進めるとしている。
セブ行きの代替機に搭乗するためチェックインカウンターに並んでいた東京都の会社役員の30代男性は脱出後、和歌山市のホテルを手配され、到着したのは午前4時ごろだった。「飛行機に乗り遅れないようにと思い、寝られなかった」と話した。
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