【キーウ共同】ロシアの侵攻を受けるウクライナのユーリー・ルトビノフ次期駐日大使(51)が11日、首都キーウで共同通信と単独会見した。欧米などの有志国連合が戦闘終了後のウクライナに提供する「安全の保証」を巡り、連合の一員である日本に積極的な関与を求めた。軍事面だけでなく財政支援も重要だと指摘した。次期大使の任命後、日本メディアの取材に応じるのは初めて。
「第2次大戦と東日本大震災を経験した日本は、世界で最も復興力に優れた国だ」とし、戦闘終結後を見据えた復旧・復興支援を求める考えを表明。防衛や対ロ制裁に関しても連携強化に意欲を示した。
ルトビノフ氏はキーウ国立大から龍谷大(京都市)に交換留学し、1995年にウクライナ外務省に入省した。外交官として在日大使館での勤務経験が豊富な日本通。日本語で取材に応じた。直近は大統領府で欧州連合(EU)加盟交渉や北大西洋条約機構(NATO)との調整など重要課題を担った。
安全の保証を巡っては、30カ国以上が有志国連合への参加を表明している。
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