環境省は12日、2019年12月以降の噴火の影響で生態系がほぼ消失した小笠原諸島・西之島(東京都)を今年7月に調査し、初めて植物の生育を確認したと発表した。溶岩や火山灰で覆われた状態になったため、人間活動の影響を受けずに、植物が定着して生態系が形成されるプロセスの解明につながると期待される。
西之島は東京の南約千キロにある無人島で、人が住む父島から約130キロ離れている。今回は3年ぶりに上陸し、島の北側で岩肌に生えているコケ植物の一種を発見した。鳥類ではカツオドリの繁殖域の拡大を確認できた一方、セグロアジサシは個体数が減少していた。
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