12日午前の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=147円台前半で取引された。

 午前10時現在は前日比55銭円高ドル安の1ドル=147円22~23銭。ユーロは07銭円高ユーロ安の1ユーロ=172円72~77銭。

 8月の米消費者物価指数(CPI)の前年同月比上昇率が市場予想並みとなり、米連邦準備制度理事会(FRB)による早期利下げを妨げる結果ではないとの観測が拡大。日米金利差の縮小を意識したドル売り円買いが先行した。

 同日、為替に関する日米財務相共同声明が発出されたが、市場では「声明によって大きな相場の変動はなく、材料としてのインパクトは乏しい」(外為ブローカー)との声が出た。