【ブラジリア共同】ブラジル最高裁は11日、クーデター計画などの罪に問われたボルソナロ前大統領(70)に禁錮27年3月の判決を言い渡した。ボルソナロ氏と深い関係にあるトランプ米大統領はこれまで裁判を「魔女狩り」と批判し中止を要求していた。ブラジルに課した50%の関税措置の根拠にもしており、両国関係は一段と冷え込む可能性がある。
トランプ氏は11日、判決について「そんなことが起きるとは非常に驚きだ」と述べ、不満を表明。ルビオ米国務長官もX(旧ツイッター)に「魔女狩りに対応する」と投稿し、制裁などの措置を取る可能性を示唆した。
判決は最高裁判事5人の多数決で決まり、11日の2人を含め計4人が有罪を支持した。無罪の判断は1人だった。
ボルソナロ氏は2022年大統領選で現大統領のルラ氏に敗北。ルラ氏が大統領に就任した直後の23年1月、ボルソナロ氏の支持者約4千人が大統領府や連邦議会、最高裁を襲撃した。検察は、ボルソナロ氏や側近が権力維持を目的にルラ氏暗殺を含むクーデターを計画していたとして起訴した。
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