陸上の世界選手権東京大会(13~21日、国立競技場)成功に向け、警視庁がテロへの警戒を強化している。東京開催は1991年以来34年ぶりで、競技場外も舞台に。選手や観客だけでなく、天皇陛下や皇族も来場される。同庁幹部は「主催者と緊密に連携し、大会の安全開催のため、警備を徹底する」と意気込む。
競技場を管轄する警視庁四谷署は今月2日、銃器対策部隊を加えた対処訓練をし、練度を上げた。
開会式では、秋篠宮さまが開会宣言をし、小池百合子都知事があいさつする予定。期間中は競技場に入る観客や関係者に手荷物や飲料の検査、金属探知機によるチェックを実施する。入場する車両も検査し、場内では警察官も警戒に当たる。
競技場外の対策も重要だ。マラソンや競歩では、警備犬を投入しコース付近に爆発物がないか捜索することも想定。沿道に多数の警察官を配置し観衆に積極的に声をかけ、不審点があれば手荷物も調べる。交通規制を実施するとともに、コースにつながる道路では警察車両や鉄柵などを使い、車両突入対策も行う。
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