兵庫県伊丹市の市立伊丹病院に勤務していた男性研修医=当時(25)=が2018年に自殺したのは長時間労働による精神障害が原因として、遺族が市に約1億3千万円の賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が11日、神戸地裁(冨上智子裁判長)で開かれた。病院の研修センター長だった医師が出廷し、研修医の労働時間を当時は管理していなかったと認めた。
病院側は請求棄却を求めた。センター長だった医師は精神障害の発症について「認識していなかった」と説明したが、原告側代理人弁護士から、研修医に時間外手当を支給していなかったのではないかと問われ「確認しないと分からないが可能性が残る」と答えた。
この記事は会員限定記事です
「下野新聞デジタル」の会員のみご覧いただけます。
下野新聞デジタルに会員登録すると…
- 事件事故や高校野球・イベントなど速報で栃木県の「今」が分かる
さらにスタンダードプランなら…
- デジタル有料記事の大半が読める
- 教育や仕事に役立つ情報が充実
愛読者(併読)プラン・フル(単独)プランなら…
- アプリも使えて、おくやみ情報もいち早く