鹿沼市板荷(いたが)にある久保田堀は、明治時代の初めに開削された用水路。日光県の役人久保田譲之助(くぼたじょうのすけ)が開削を指導したという。どんな用水路か。市教委文化課の堀野周平(ほりのしゅうへい)さん(37)に案内してもらった。

堀野さんの案内で訪れた原地を流れる久保田堀
堀野さんの案内で訪れた原地を流れる久保田堀

 板荷の台地に、黄金色の田んぼが広がる。台地を潤しているのが久保田堀。板荷北部の木戸ケ沢から原地などを経て岩下で吉良堀に合流するまでの長さ約4・1キロで、1869(明治2)年に開削された。