千葉県市川市と三田文学会は11日、共同で創設した永井荷風文学賞の初の受賞作に東京大名誉教授の田中純さん(65)の評論「磯崎新論」(講談社)を選んだと発表した。故建築家磯崎新さんを取り上げた評伝で、11月24日に市内で授賞式を開く。賞金は100万円。
田中甲市長と市役所で記者会見した三田文学会の荻野アンナ理事長は「厚い紙幅で論じ尽くす熱意の大きさや緻密な文章が高い評価を得た」と選考理由を述べた。受賞者の田中さんも出席し「非常に光栄」と喜んだ。
文学賞は昨年11月に創設。荷風の幅広い功績に倣い、対象は小説や詩、演劇、翻訳など多岐にわたり「異種格闘技戦」とも評される。
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