黒酢の名産地として知られる鹿児島県霧島市福山町で、秋の仕込みが始まった。屋外に熟成用のつぼを並べ、職人らが手作業で原料を流し込む伝統製法が特徴だ。地元で最大規模の老舗「坂元醸造」では、計約5万2千個のつぼが並ぶ「つぼ畑」をテラスから一望できる。
黒酢の仕込みは毎年、春と秋の2回。同社の場合、秋は今月はじめから10月末までの予定で、職人らが4人一組となり、蒸した米や米こうじなどの原料を丁寧に入れていった。
黒酢は熟成期間が1~5年と長く、まろやかでコクのある風味が特徴だ。霧島市によると、つぼを使った製法は江戸時代に始まった。熟成の過程で深みのある色となることから「黒酢」と呼ばれる。
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