【ソウル共同】韓国の李在明大統領は11日、就任から100日に際し、国政運営を説明する記者会見をソウルで開いた。石破茂首相の退陣で日韓関係は現在より「難しくなる」との認識を示しつつ、経済分野などの協力を深めたいと強調した。歴史や領土の問題で対立しても、他の協力分野は切り離して対応する「ツートラック」の方針を続けるとした。
世界文化遺産「佐渡島の金山」(新潟県佐渡市)の追悼式に昨年に続いて韓国政府側が欠席することに関し、両国の意見の違いについて今後も協議を続けると表明した。
また李氏は「南北関係の改善と朝鮮半島の平和のための努力を続ける」と改めて訴えた。北朝鮮の韓国に対する態度は「冷淡で敵対的だ」としつつ、信頼回復に向けた措置を「絶えず試みる」と強調した。
同様の記者会見は就任1カ月に伴い開いた7月3日以来。この会見で李氏は、日韓間の歴史問題は未清算だとする一方、安全保障や経済などの協力は分けて進める考えを示していた。
韓国では日本の次期政権との関係構築の行方が注目されている。
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