昨年までの5年間で歩行中に死亡・重傷事故に遭った小学生児童について警察庁が調べたところ、月別では10月が計214人で最多だったことが11日、分かった。日没が早まる秋から年末は死亡事故が増えやすく、同庁が注意を呼びかけている。今月21日からの秋の全国交通安全運動では、歩行者の反射材着用や運転時の早めのライト点灯が事故防止に効果的だと啓発を進める。
警察庁によると、2020年~24年に死亡・重傷事故に遭った児童は計1830人だった。最多の10月に次いで、6月が181人、12月が175人だった。飛び出しや、近くに横断歩道があるのに、ない場所を渡り事故に遭うケースが多いことも判明した。10月が最多となった要因について、同庁は「過ごしやすい気候となり、新学期の環境にも慣れてくる時期で活動的になるため」とみている。
年齢を問わない全体の交通事故死者数を月別でみると、昨年は12月が287人で最多だった。例年、10月から12月に増える傾向で、この期間は歩行中に事故に遭うケースが多く、一層の注意が必要だ。
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