【ブラジリア共同】ブラジル最高裁は10日、クーデター計画などの罪に問われたボルソナロ前大統領について、有罪か無罪かの判断に向けた公判を開いた。判事5人の多数決で11日までに決まり、9日時点で2人が有罪を支持。残る3人のうち1人が賛成すれば有罪判決が決まる。有罪の場合は12日に量刑が言い渡される見通しで、禁錮40年超となる可能性がある。
公判を指揮するデモラエス判事は9日、有罪支持を表明。ボルソナロ氏がクーデター計画の首謀者だとして「政権転覆を企てたことに疑いの余地はない」と述べた。もう1人も有罪に賛成した。
デモラエス氏は、ボルソナロ氏が2022年、大統領就任が決まっていたルラ現大統領の暗殺計画に関与したのは「明白だ」と主張。独裁者のような行為を「許すことはできない」と非難した。
検察は、22年大統領選で敗北したボルソナロ氏や側近が権力維持を目的にルラ氏暗殺を含むクーデターを計画したとして有罪判決を求めている。
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