【ロンドン共同】日本、英国、イタリアの3カ国による次期戦闘機の共同開発計画を管理する国際機関「GIGO(ジャイゴ)」のトップ岡真臣元防衛審議官が9日、ロンドンで共同通信の単独インタビューに応じた。中国やロシアに対抗する次期戦闘機が「欧州とインド太平洋の安全保障のみならず、世界全体にとって意味がある」と述べた。
フランス、ドイツ、スペインもロシアへの抑止力を狙って最新鋭の戦闘機を共同開発しているが、メーカー同士の仲たがいから頓挫する可能性が指摘されている。欧州などにとって、日英伊の戦闘機開発の重要性は増している。
岡氏は次期戦闘機の開発は「グローバルな平和と安定のための取り組みだ」と強調。日英伊の3カ国が連携する意義について「民主主義、法の支配などを共有する同志国が集まっている」と強調した。
GIGOは日英伊の政府職員らで構成され、昨年12月に発足。文化の異なる国々の不和も懸念されてきたが、岡氏は「違いがあっても、お互いを理解しながら進めなくてはならない」と団結を重視する考えを示した。
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