長嶋茂雄さんをしのび、母校立教大で行われた礼拝で追悼の言葉を述べる本屋敷錦吾さん=9日午後、東京都豊島区

 「ミスタープロ野球」と呼ばれ、6月に死去した元巨人監督の長嶋茂雄さんを追悼する礼拝が9日、東京・池袋の母校立教大の礼拝堂で行われ、大学や野球部の関係者が大スターをしのんだ。長嶋さんと同学年の立大野球部OBで、プロでもプレーした本屋敷錦吾さん(89)も駆けつけ「人間としての大きさ、何にもこだわらない天真らんまんさ。まさに長嶋茂雄は不滅です」と語った。

 学生時代の長嶋さんも礼拝堂で祈りをささげたという。参列した野球部主将の西川侑志選手(22)は「改めて長嶋さんの偉大さを知った。同じユニホームを着ているんだと実感した。一後輩として誇りに思います」と敬意を表した。