東京海上日動火災保険が、住宅地や商業地などの建設工事中に埋蔵文化財が発見された場合に、発掘調査費を保証する開発事業者向けの保険を作ったことが9日、分かった。予期せぬ地域での出土が対象。業界初の保険で、事業者の負担軽減と文化財の保護を狙う。
文化財保護法は、土地の開発中に埋蔵物を発見した場合、地域の教育委員会へ届け出るよう求めている。協議の結果、本格的な記録が必要と判断されると、掘削や調査をした上で自治体への報告書作成を行わなければならず、人件費などの費用がかかる。
新保険では、こうした経費などを5千万円まで補償する。保険料は地域や開発規模によって異なるが、数万円から数十万円を想定する。
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