個性派俳優として舞台や映画、テレビで活躍した吉行和子(よしゆき・かずこ)さんが2日未明、肺炎のため死去した。90歳。東京都出身。葬儀は近親者で行った。
昭和初期のダダイスト詩人吉行エイスケ、美容家あぐりさんの長女。兄は作家の淳之介。妹は詩人の理恵さん。
劇団民芸の舞台「アンネの日記」の主役で注目を集めた。今村昌平監督の映画「にあんちゃん」、早稲田小劇場で唐十郎さん作の舞台「少女仮面」などに出演。大島渚監督の映画「愛の亡霊」では夫を殺すヒロインを体当たりで演じた。
自立した女性から母親役、妖艶な悪女まで幅広い役柄をこなした。代表作に映画「父よ母よ!」「佐賀のがばいばあちゃん」など。
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