9日午前の東京株式市場は、日経平均株価(225種)が続伸し、初めて4万4000円台を付けた。前日終値からの上げ幅は一時500円を超え、取引時間中としての史上最高値を3週間ぶりに更新した。前日の米国株上昇を好感した買い注文が広がった。石破茂首相の退陣表明を受け、次期政権が財政拡張的な政策に向かうとの思惑も相場を支えた。買い一巡後は利益を確定する売り注文が出て、平均株価は上げ幅を縮めた。
午前終値は前日終値比88円99銭高の4万3732円80銭。東証株価指数(TOPIX)は1・89ポイント高の3140・09。TOPIXも一時3160ポイントを上回り、取引時間中としての最高値を連日更新した。
前日の米国市場では、米連邦準備制度理事会(FRB)の早期利下げ観測の拡大を受けて、ダウ工業株30種平均やハイテク株主体の株価指数などがそろって上昇した。この流れが波及した東京市場でも、取引開始直後から輸出関連や半導体関連を中心に幅広い銘柄が値を上げた。
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