8日、ネパールの首都カトマンズで、旗を振り抗議するデモ参加者(ロイター=共同)

 【ニューデリー共同】ネパール政府は8日までに、フェイスブックなど主要な交流サイト(SNS)の使用を禁じた。運営する各社が必要な手続きを怠ったことを理由としている。首都カトマンズや地方都市で8日、政府への大規模な抗議デモが発生。国営テレビによると、警察との衝突で参加者19人が死亡、数百人が負傷した。

 警察によると、カトマンズのデモには若者を中心に5千人以上が参加。SNS禁止措置の撤回やオリ首相の退陣を主張し、一部は議会庁舎への侵入などを試みた。警察は催涙ガスや数百発のゴム弾を撃った。

 政府は4日からフェイスブックやインスタグラムといった26のSNSや投稿サイトなどの使用を禁止した。