金融庁は8日、証券口座が乗っ取られて勝手に株式が売買されるといった不正取引額が8月は約514億円に上り、2カ月連続で増加したと発表した。口座の乗っ取りを狙った不正アクセス件数は1248件で4カ月ぶりに拡大した。証券各社が対策を強化しているものの、被害に歯止めがかかっていない状況だ。
金融庁によると、不正アクセス件数のうち不正取引に至った件数は562件となり、前月と比べて4割近く減少したが、1件当たりの不正取引額は大きいままだ。
8月の不正取引額の内訳は売却が約261億円、買い付けは約253億円。今年1月からの累計は不正取引件数が8733件となり、不正取引額は約6700億円を超えた。
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