長崎県大村市に転居した男性カップルが申請した雇用保険法に基づく移転費を巡り、パートナーの分を不支給とした法解釈は誤りだとして、当事者2人が国に処分の取り消しなどを求めた訴訟の第1回口頭弁論が8日、長崎地裁(松永晋介裁判長)で開かれた。原告は意見陳述で「同性カップルがいかに社会保障制度から排除されやすいかを突きつけられた」と反発し、国側は請求棄却を求めた。
原告は松浦慶太さん(40)とパートナーの藤山裕太郎さん(40)。藤山さんは閉廷後の取材に「(同性カップルを巡る問題に)風穴をあけていけたら」と話した。裁判所には10人以上の支援者が集まり、一部は開廷前に集会を開き「頑張れ」と声援を上げた。
この記事は会員限定記事です
「下野新聞デジタル」の会員のみご覧いただけます。
下野新聞デジタルに会員登録すると…
- 事件事故や高校野球・イベントなど速報で栃木県の「今」が分かる
さらにスタンダードプランなら…
- デジタル有料記事の大半が読める
- 教育や仕事に役立つ情報が充実
愛読者(併読)プラン・フル(単独)プランなら…
- アプリも使えて、おくやみ情報もいち早く