石破茂首相の辞任意向表明を受け、「ポスト石破」候補は自民党総裁選出馬の準備を加速させる。高市早苗前経済安全保障担当相や小泉進次郎農相、小林鷹之元経済安保相、林芳正官房長官を軸とした争いになる見通しだ。少数与党の現状を打破するため、多数派形成に向けた野党との連携が主要論点になる。
首相は8日の臨時役員会で辞意を正式に伝達する予定。これを受け、総裁選挙管理委員会が9日にも投票方式や選挙期間を協議する見通し。森山裕幹事長は「できるだけ党員の参加を模索することが大事だ」と指摘しており、投開票日は10月になる可能性がある。
高市氏は昨年9月の総裁選で首相と決選投票を争った。保守系議員を中心に推す声がある。小泉氏は首相の信頼が厚く、コメ政策で発信力の高さを示した。周囲には「党の一致結束が必要だ」と訴え、総裁選出馬への意欲をにじませている。
中堅・若手の支援を受ける小林氏は、30~50人が参加する勉強会を定期的に開いている。首相の退陣表明を受け「仲間としっかり相談したい」と語った。
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