地域の中高生の案内で森を散策する参加者ら=7日午前、北海道斜里町(画像の一部を加工しています)

 北海道・知床で6、7両日、世界自然遺産登録20周年を記念した「知床アドベンチャーフェスティバル」が開かれた。羅臼岳で登山者がヒグマに襲撃されて死亡した事故の影響が残るものの、全国から2日間で300人超が訪れ、ごみ拾いやキャンプイベントで大自然に触れ、満喫した。

 羅臼岳の事故を受け、名所の羅臼湖を巡るツアーなどは中止された。知床財団の村田良介理事長は報道陣の取材に、知床では「ヒグマとの共存は日常」だとした上で、事故を踏まえて、訪れる人が守るべきルールや仕組みを構築することが必要だと語った。

 地元の斜里、羅臼両町や協定を結ぶ企業などが主催。7日、斜里町では森林散策のツアーなどが開かれた。