粉ミルクに大量のヒ素が混入し130人の乳児が死亡した森永ヒ素ミルク事件から今年で70年となり、和歌山県高野町の高野山大で7日、犠牲者を慰霊する式典が開かれた。森永乳業(東京)と被害者団体が主催。1万人を超す被害者が高齢化する中、参列者は「最後の1人まで救済する」と誓い合った。
被害者や森永乳業社員ら約60人が参列。「森永ひ素ミルク中毒の被害者を守る会」の桑田正彦理事長は会員数の減少に触れ「唯一の被害者団体として責任を果たしていく」と語った。森永乳業の大貫陽一社長はあいさつで「恒久救済」を誓った上で「社内で風化しないよう、研修を通じ継承する」と決意を表明した。
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