【ニューデリー共同】インド財務省は3日、日本の消費税に相当する「物品サービス税」(GST)の税率を祝祭シーズンが始まる今月22日から引き下げると発表した。原則12~18%の日用品の税率を5%にする。トランプ米政権が50%の対インド関税を課したことで景気減速懸念が広がる中、消費を刺激して経済への打撃を緩和する狙いだ。

 5%から28%まで4段階ある現行の税率を5%と18%の2段階に簡素化。シャンプーや歯磨き粉など日用品のほか、パスタやバターといった食品は現在の12%または18%の税率を5%にする。小型車やエアコンは28%から18%に引き下げる。