公安審査委員会は3日、オウム真理教の主流派後継団体「アレフ」に対し、団体規制法に基づく再発防止処分の継続を決定した。施設の使用などが制限される。処分は6回目で、21日から6カ月。公安調査庁の請求を踏まえ、オウムのトップだった松本智津夫元死刑囚=18年執行、教祖名麻原彰晃=の次男(31)をアレフの「役職員」として新たに認定した。

 今回の決定では、これまでと同様に全国16施設の利用を制限し、布施など金品の受領を禁止する。公安庁は、制限対象となる施設のある12都道府県での土地や建物の新規取得禁止も求めたが、認められなかった。