梅やアジサイの造花から、柔らかな雰囲気が漂う。旧優生保護法下で不妊手術を強いられた北三郎さん(82)=仮名=の作品の展覧会が3日、東京都北区の書店「青猫書房」のギャラリーで始まった。
北さんによると、14歳の春、不妊手術を受けさせられた後に見た桜の花の美しさが胸に残った。ピンクや白、青、黄と色とりどりの紙を貼ったり、より合わせたりして造花の制作を続けてきた。会場を訪れた北さんは「展覧会は夢だった」と話す。
被害者で、脳性まひがある西スミ子さん(78)の人となりを伝える写真や、不妊手術だとは知らされなかった経緯をまとめた口述筆記の記録も一緒に掲示されている。
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