縄文時代研究の第一人者として知られる国学院大名誉教授で考古学者の小林達雄(こばやし・たつお)さんが22日午後3時9分、肝臓がんのため東京都渋谷区の病院で死去した。87歳。新潟県出身。葬儀は近親者で行った。
文化庁の文化財調査官などを経て、国学院大教授を務めた。土器や土偶のデザインなどから縄文人の豊かな精神世界を読み解き、多様で計画的な食利用など、新しい縄文人像を紹介した。
2000年に発覚した旧石器発掘捏造問題では、日本考古学協会の調査研究特別委員会の委員長として検証に当たった。縄文文化の海外への発信にも取り組み、23年に米芸術科学アカデミーの会員に選出。新潟県立歴史博物館名誉館長。
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