イタイイタイ病の認定患者として唯一生存していた義母を昨夏に亡くした富山市の中坪勇成さん(75)が24日、体験を初めて講話した。同市の県立イタイイタイ病資料館で見学者30人を前に、義母キミ子さんの生前の様子を語った。勇成さんは「微力だが、現実を伝えていければ」と話した。今後、語り部の活動を続けていくという。
勇成さんは、昨年8月に93歳で亡くなったキミ子さんの写真を示しながら説明。40歳ごろに症状が現れてから50年以上、夜に何度も目覚めてしまうほどの腰やひざの痛みに苦しんでいたと明かした。一方で、地域の集まりや農作業を通じ、笑顔で楽しく生きようとしていたと振り返った。
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