一部浄水場で有機フッ素化合物(PFAS)が高濃度で検出された岡山県吉備中央町は19日、住民らを対象にした健康影響調査の中間報告について「『健康への影響はないと断定したものではない』と理解している」との見解を同町ウェブサイトで公表した。

 町は5月、PFAS血中濃度や健康調査票を分析した中間報告を住民説明会で公表した。町はサイトで、5月の報告は、あくまでもその時点までの解析内容に関するものと説明。「今後の新たな解析の結果を何ら拘束するものではない」とし「さらなる解析の継続や関連の評価、長期的な健康観察が必要」とした。

 町によると、説明会後に不安の声が住民から寄せられていたという。