小泉進次郎農相と加藤勝信財務相は終戦の日の15日、東京・九段北の靖国神社を個別に参拝した。昨年10月の石破内閣発足後、閣僚の参拝確認は初めて。終戦の日の閣僚参拝は6年連続となった。自民党の高市早苗前経済安全保障担当相、小林鷹之元経済安保相らも参拝した。石破茂首相は参拝せず、自身の事務所を通じ、自民総裁として玉串料を私費で奉納。千鳥ケ淵戦没者墓苑で献花した。
靖国神社には極東国際軍事裁判(東京裁判)のA級戦犯が合祀されている。在日中国大使館は「日本の指導者や政治家が靖国神社を信奉し、侵略の歴史への誤った態度を再び示した」との談話を発表。韓国外務省報道官は「深い失望と遺憾を表する」との論評を発表した。
小泉氏は記者会見で「不戦の誓いと、どの国であっても国家のために命をささげた方に対する礼を忘れないことは重要だ」と説明した。加藤氏は取材に応じなかった。
高市氏は記者団に「たくさんの方が国策に殉じられた。尊崇の念を持って哀悼の誠をささげた」と述べた。小林氏は「尊い犠牲になられた英霊に対し、心から哀悼の誠をささげた」と語った。
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