【エルサレム共同】イスラエルのネタニヤフ首相は10日、パレスチナ自治区ガザの戦闘について「早く終結させたい」と主張し、中心都市ガザ市を早期に制圧するようイスラエル軍に指示したと明らかにした。エルサレムでの記者会見で語った。イスラム組織ハマスは声明で「拘束下の人質を救う唯一の方法は、攻撃をやめ停戦に合意することだ」と反発した。
イスラエル政府は8日にガザ市の制圧計画を決定した。会見でネタニヤフ氏は「われわれの目的は、ガザの占領ではなく、住民を解放することだ」との持論を展開し「ガザに飢餓はない」とも改めて主張した。これに対し、ハマスは「戦争犯罪を正当化しようとしている」と非難した。
イスラエル首相府は、ネタニヤフ氏がトランプ米大統領と制圧計画に関し協議したと発表した。イスラエルメディアによると、ガザ市の制圧計画は10月7日を期限に住民を退避させた上で、地上侵攻を本格化させる方針。完全占領には4~5カ月かかるとの見方が出ている。ネタニヤフ氏は計画の詳細については明らかにしなかった。
この記事は会員限定記事です
「下野新聞デジタル」の会員のみご覧いただけます。
下野新聞デジタルに会員登録すると…
- 事件事故や高校野球・イベントなど速報で栃木県の「今」が分かる
さらにスタンダードプランなら…
- デジタル有料記事の大半が読める
- 教育や仕事に役立つ情報が充実
愛読者(併読)プラン・フル(単独)プランなら…
- アプリも使えて、おくやみ情報もいち早く