内閣府が8日発表した7月の景気ウオッチャー調査は、2、3カ月先の見通しを示す先行き判断指数(季節調整値)が前月比1・4ポイント上昇の47・3となり、3カ月連続で改善した。米国の高関税政策を巡る協議で日米が合意したことを受け、警戒感が和らいだ。足元の景気実感を示す現状判断指数は0・2ポイントとわずかながら上昇した。

 調査期間は7月25~31日。物価高に伴う消費者の節約志向は依然として根強いものの、現状判断指数では飲食のほか、旅行などサービス関連のポイントが改善した。