【鹿沼】西小の3年生20人が9日、総合的な学習の一環で引田の工房「心の郷」を訪れ「ティッシュ昆虫」のギャラリーを見学した。
オーナーの駒宮洋(こまみやひろし)さん(80)は12年前に埼玉県川口市から移住し、工房を構えた。ティッシュを切ったり丸めたりして実寸大の昆虫を再現するティッシュ昆虫を商標登録し、全国各地で展示会を開くなどしてきた。同工房には約120種、350匹の昆虫などの作品を展示し一般開放している。
児童はじっくりとショーケースを鑑賞。制作体験ではティッシュをねじるなどして、ひも状に加工した。保田耀太(やすだようた)さん(8)は「細かいところまでティッシュで作っていて驚いた」。大門沙生(だいもんさき)さん(8)は「色を塗ったり、接着剤を使ったりしていてすごかった」と目を輝かせた。
駒宮さんは「子どもたちに、ティッシュが持つ無限の可能性が伝わっていればうれしい」と話した。