高根沢町下柏崎の酪農とちぎ農業協同組合ふれあい牧場で、牧草を発酵させて長期保存するためのロール梱包(こんぽう)作業が進んでいる。

広大な傾斜地から運び出されるロール状の牧草=6日午前10時25分、高根沢町下柏崎
同牧場では酪農家から預かった乳牛の育成のため、餌となる牧草やトウモロコシを栽培。栄養価が高く、伸びの良い一番草の刈り取りを4日に始めた。
晴天となった6日はスタッフ数人が直径約1メートルにロール化した牧草を次々と作業車で運搬。白いフィルムで一つ一つ包み、マシュマロのような見た目のサイレージが積まれていった。作業は9月まで続く予定。
この日は県内から受け入れた生後半年ほどの子牛約60頭が同牧場にやってきた。上野圭夫(うえのけいお)牧場長(56)は「サイレージは牛の栄養管理に重要なもの。たくさん食べて育ってほしい」と話した。
(文・写真 広瀬華)