準々決勝 相手の攻めを懸命に耐える太田(右)=日本武道館、広瀬華撮影

 体重無差別で争われる柔道全日本選手権は29日、東京都の日本武道館で行われ、栃木市出身で世界選手権(6月・ブダペスト)100キロ超級代表の太田彪雅(おおたひょうが)(旭化成)は準々決勝で敗れ、4年ぶり2度目の優勝を逃した。5分間で決着がつかず、判定負けを喫した。

 肩で息をしながら、淡々と畳を後にした。4年ぶりの日本一を目指した栃木市出身の太田彪雅(おおたひょうが)(旭化成)は準々決勝で無念の判定負け。延長がない独自ルール採用の今大会を「難しかった」と総括し、「後手に回った。自分の悪いところが全て出た全日本選手権です」と反省の言葉を並べた。