第2クオーター4分、味方にパスを送るブレックスの比江島(右)=ブレックスアリーナ宇都宮

 バスケットボールりそなB1第35節は27日、宇都宮市のブレックスアリーナ宇都宮ほかで12試合が行われ、東地区で既に優勝を決めている宇都宮ブレックスは同地区3位の群馬と対戦し、81-84で競り負けた。2連敗で通算46勝12敗、リーグ最高勝率は中地区の三遠と入れ替わった。他会場の結果によりチャンピオンシップ(CS)準決勝のホーム開催が決まった。

 第1クオーター(Q)は開始から連続11失点と苦しんだ。13点を追う第3QはD.J・ニュービルやギャビン・エドワーズを中心に29得点と奮起。第4Qは81-81で迎えた残り1秒で3点シュートを許し、万事休した。

 群馬、中地区の三河がワイルドカード枠でのCS進出が決定。これでCS出場の全8チームが出そろった。

 次戦は5月3日午後3時5分から、同市の日環アリーナ栃木で越谷と対戦する。

 ブレックスは後半で53得点と、怒涛(どとう)の追い上げは見せた。ただ最終的に突きつけられたのは痛い連敗。いつもは多弁なジーコ・コロネル監督代行も「映像を見てからでないと。今は何も話すことがない」と口数少なく、険しい表情だった。