【栃木】万町のとちぎ蔵の街観光館は今月から、市出身の日本画家田中一村(たなかいっそん)(1908~77年)作の絵画がラベルに使われた鹿児島県の奄美大島の黒糖焼酎を販売している。同県龍郷町の町田酒造が製造しており、一村が50歳で奄美大島に移住した縁から、地元栃木市での販売を企画した。
「奄美黒糖焼酎 一村」(720ミリリットル、2千円)は、ラベルに一村の代表作「アダンの海辺」を使用。樫樽(かしだる)で長期間貯蔵し、絶妙なバランスの味わいという。このほか「奄美黒糖焼酎 奄美の杜」(同、1600円)と、「一村・奄美の杜100ミリリットルセット」(2本セット、1千円)も販売している。
市観光協会の担当者は「一村とのつながりで仕入れることができた貴重なお酒。ぜひ多くの方に味わってほしい」とPRしている。(問)同協会0282・25・2356。