町で暮らす子どもに爆撃機が迫ってきた。
1945年3月18日は日曜日だった。午前9時前、友達と遊ぼうと、大分市中心部の近くに住んでいた外山健一(とやまけんいち)さん(87)=大分県別府市馬場=は自宅から外に出た。
「ブーン…」。うなるような低音を耳にし、空を見上げた。ずんぐりした灰色の飛行機が30機ほど、編隊を組んで向かってくる。大慌てで家へ戻り、庭の防空壕(ごう)に飛び込んだ。
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