「慈光寺」(宇都宮市塙田1丁目)の赤門が鮮やかな赤色に塗り替えられ、檀家(だんか)や参拝者らの目を引いている。
赤門は江戸時代中期に創建されたが、宇都宮空襲で焼失した。檀家らが復活を切望し2008年、63年ぶりに復建された。長年風雨にさらされたことにより、近年は塗装のはげや白さが目立つようになってきたという。24年は浄土宗開宗850年の節目であるため、昨年10月から約2カ月かけて初の大規模改修を行った。
全面塗装により本来のつやがある深い赤色がよみがえった。吉田祥雄(よしだしょうゆう)住職(69)は「寺の前の民家がなくなり、赤門通りからもよく見えるようになった」と話した。